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2022.04.05
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【全国初】「循環型制服(サーキュレーションユニフォーム)」の2024年度導入に向けて

 駒場学園高等学校では、使用した制服を原料にまで戻して再生するという、「循環型制服(サーキュレーションユニフォーム)」を実現するべく、日本毛織株式会社(ニッケ)とパートナーシップを結び、プロジェクトを立ち上げました。
 2024年度入学生から循環型制服の導入を目指しております。
 これは制服を中古としてリユースするものではなく、糸に戻し新しい制服として生まれ変わらせるという高度な技術を要することであり、全国初の試みになります。
 本校では、「総合的な探究の時間」を通して、人生100年時代を迎える中、より良い社会の実現と個人の幸福の追究をいかにトレードオンするかを生徒が考えていく、人生の「針路」探究に取り組んでおります。
 その一環として、SDGs学習を行っております。また、衣・食・住生活を送るにあたって、個人の生活が世界や地球に深くつながっていることを身近に考えていく一つのきっかけとして、自分のゴミは自分で持ち帰るという個人レベルのゼロウエイストの取り組みや、食物調理科の完全消滅型バイオ式生ゴミ処理機を使用してフードロスゼロの実現を目指す取り組み、100%再生可能エネルギーによる電力消費など、SDGsの実践を行っております。
 今回のプロジェクトは、「衣」に関わる循環モデルを体感、実践することを目的としております。単に「循環型制服」を導入するのではなく、今回のプロジェクトの設計思想、開発プロセスを、探究学習とうまくリンクさせながら生徒に触れさせ、生きた教材として活用したいと考えております。

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