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去る５月17日（土）、4時間目、総合的な探究の時間で2年生山口コースの教室に、わざわざ環境省の方がオンラインでいらっしゃいました。そこで、中国四国地方の環境対策について話してくださいました。

　そのお話では、現在環境省がどのようなロードマップでさまざまな課題解決に取り組んでいるか聴くことができました。

　「環境」と「経済」と「社会」について、それぞれバラバラに課題解決しようとしてもトレードオフになるので、この３つの要素を包括的に考え、SDGsの取り組みを行っており、このプロジェクトを 「地域共生循環圏」 と呼んでいるそうです。また、地域の課題解決を目指すことを 「ローカルSDGs」 と呼び、「さまざまな地域が自立してネットワークを結んでいくと、日本全体が元気になる」 というコンセプトを生徒にお話しくださいました。 

　本校が、体験旅行を軸に据えて取り組んでいる地域創生プロジェクトの探究活動は、まさに「ローカルSDGs」事業に、高校生の立場から考え、取り組んでいるということになります。そこでヒントになる、等身大の取り組みにつながるお話を随所で語ってくださいました。

　最後の質疑応答に時間では、 「トランプ政権になり、アメリカはSDGsに消極的、否定的になったと思いますが、それでも日本はSDGsを貫きますか？」といったSDGsの根幹に関わるような質問も出ましたが、環境省の方は丁寧に、そして真摯に質問に答えてくださっていました。

　生徒にとって何ものにも代えがたい貴重な時間となったと思います。

　最後に、このたび、環境省の方とつないでくださったTOKYO EDUCATION LAB様に御礼申し上げます。ありがとうございました。